お線香のできるまで
先日、お線香の工場見学に行ってきました。
神戸の薫寿堂さんというお香メーカーさんの淡路島工場にお邪魔して参りました。
まずは椨(たぶ)の木の樹皮を粉末状にしたものに温水と香料を30分ほど
混ぜ合わせます。お線香の香りはこの時点で決まります。
混ぜ合わせたものを円筒状にします。
円筒状にしたものを成型機でお線香の太さに押し出します。
まだこの時点ではラーメンのようにフニャフニャです。
次に機械でお線香の長さに切り揃えます。
切り揃えられたお線香は、曲りやねじれがでないよう、板の上に並べたまま、
厳重に温度と湿度を管理させて乾燥室で約12時間ほど乾燥されます。
この時の温度、湿度、時間のバランスが狂うと曲がったり折れやすいお線香が
できてしまうそうです。
乾燥されたお線香は曲りや折れがないか確認しながら適量ずつ
取り分けていきます。
最後に丁寧に箱詰めされ、店頭に並びます。
普段あまり見る機会のないお線香工場を見学させていただき、大変勉強になりました!
また、従業員の皆さんがお線香1本1本をとても丁寧に扱われていたのがとても印象的でした。
毎日お仏壇で何気なく火をつけているお線香にも、多くの人のまごころがこもっていることを
実感できた貴重な体験でした!
なお、薫寿堂さんでは一般の方々の工場見学も受け付けておられます。
またオリジナルのお香作り体験もできますので、淡路島に行かれた際は是非立ち寄られては
いかがでしょうか?
詳しくは下記ホームページをご覧ください。
薫寿堂ホームページ
社長:林